2019年5月26日日曜日
ブレーキングは踏み始めよりも放し方が重要
ラップタイムを上げることを考えたときに、真っ先にブレーキングポイントを遅らせようとするのはありがちなパターンであるが、実はそれはあまり得策とはいえない。
ブレーキが遅れすぎてエイペックスを逸した結果遠回りになってしまったり、コーナリングスピードが遅くなってそれが続くストレートにも影響してしまった場合は大きなタイムロスとなる。
それと比べると、少々ブレーキを踏むのが早かった程度ではほとんどロスにならない。
ただし早くブレーキを踏み始めてそのまま減速しすぎてしまうとタイムロスとなる。
ブレーキが早かったなと思ったら少し踏力を緩めて適切なエントリースピードになるように微調整する必要がある。
ブレーキングの早い段階で微調整を済ませられればロスを小さくできるが、コーナーとの距離感覚が掴みづらく難しい。
しかし終盤になってから調整しようとすると緩めなければならない量が多くなり、ターンインのためのフロント荷重が抜けてしまう場合もある。
踏力の緩め方は訓練が必要なポイントだ。
ブレーキングにおいて本当に重要なのはブレーキを放した時の速度や車の姿勢である。
タイムアタックではそれを崩さないギリギリのブレーキングポイントで踏み始めればよいが、目印が曖昧なコーナーや、レースにおけるタイヤマネジメント、前車との車間といった理由があればフレキシブルに踏み方を変えるのが上手なブレーキングのコツである。
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